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2008/07/07

深い森の妖精ニョロニョロ

今日は七夕なのに雨模様で残念ですね。

Himenuyourann ヒメムヨウラン(ラン科サカネラン属)
目立たない色と大きさから見逃してしまうかも知れません。針葉樹林内に生える葉緑素を持たない腐生植物です。

Sakanerann1 サカネラン(ラン科サカネラン属)
ニョロニョロキングが現れた!!と、思うぐらいの大きさにビックリ。
図鑑で受けた印象と実物との違いに驚かされました。食べ終わったとうもろこしの芯を、立てた位の大きさでしょうか。

Oomuzuao3_2最後は、空色の羽根、ミンクのコートをまとったようなふわふわそうな胸元、ゴージャスな櫛形の飾り(触覚)、シックなエンジ色の肩飾りと脚。Oomizuao2
森の貴婦人(!?)、オオミズアオです。
おいでよどうぶつの森で、今の季節、夜の木に止まっているヤママユガの仲間です。似ていますか? 
今日の写真は(2008.06.21,22長野県で撮影)

それでは、喫茶店〔月の光〕へどうぞ

     少しずつ

 巡査と入れ違いに、妙ちゃんと半次が入って来た。
「旦那、ご無事でしたか」
 と、半次。
「?」
「サツの旦那に連行されなかったんッスね」
「何で俺が?」
「これを持っていたら、面倒な事になったかも知れません」
 ジルの手に、稲作愛用のアーミーナイフが握られている。
「いつの間に?」
「あなたが置き忘れて行ったのです」
「良かったッスねぇ、置き忘れて」
 確かに尻のポケットにしまった覚えがあるのに、所持品の中に無かったのだ。おかげで面倒な事にならなかったが、置き忘れたんじゃない。巡査の来訪に気付いたジルが抜き取ったのだ。
「ふんっ、馬鹿が増えたばかりに、こんな道具まで持ち歩けねぇなんて、住みにくい世の中になったもんだぜ」
「普段は持ち歩かない方がいいよ。稲作、職質受けやすそうな顔してるもん」
「悪かったな。山以外では持ち歩かないようにするよ」
 妙の指摘に強く反発出来ないところが情けない。この町では人畜無害を知られている(自分で言うなと言わないように)稲作だが、ちょっと町の外へ出るとすぐに目を付けられる。今まで何回お巡りさんに声を掛けられたか分からない。
「彼らはちゃんと仕事をしているのです」

「ジル、大丈夫そうだね」
 と、妙ちゃん。
「はい、心配をおかけしました」
「良かった。さっきの稲作の慌て用ったら無かったんだ。――やっぱりジルにはかなわないや」
 ジルはあえて反論しない。見せつける事が彼の目的だったのだから。妙には少しずつ、稲作から離れて自立してもらうのが一番だと考えている。

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コメント

しばらくぶりにお邪魔しました。
良いのを見ましたね、私も昨年見ましたが、多分エゾサカネランですよ。
長野県のリストには載っていませんが、色が茶褐色ですから間違いないと思います。
同じ場所のような気がします。

投稿: やまそだち | 2008/08/22 18:00

いらっしゃいませ、やまそだちさん。

すみません、お返事が遅くなってしまいました。
エゾサカネランというのですか。
観察会にPさんと参加させていただいたので、同じ場所だと思います。案内していただかないと、自分たちだけでは見付けられませんね。あれば見逃すはずのない大きさに驚きました。

投稿: みけはち | 2008/08/26 20:41

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投稿: Riley | 2014/01/24 02:28

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