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2008/02/23

恋の歌

Fukuzyusou
 日の出が早くなり、梅や福寿草が咲き始め、鼻がムズムズし始め、庭ではウグイスがさえずりの練習を始めています。
 そして、猫たちも。「ンガァ~、ンガガァ~」って鳴きながら縄張りを歩き回っています。人にとっては耳障りで迷惑な鳴き声ですが、彼らにとっては身も細るような恋の歌なんですよねぇ。

 今日の写真は「フクジュソウ」(2008.02.15群馬県で撮影)
 庭に咲いた福寿草です。

Neko2
 今日2枚目の写真は「新顔」(2008.02.14群馬県で撮影)
 新顔の恋の歌うたいです。酷く汚れていますね。日だまりで寝ている時も、時々寝言のように「ンガガァ~」って鳴いています。カメラを睨む眼光は、横綱朝青龍のよう。
 
それでは、喫茶店〔月の光〕へどうぞ

     乙女の力

「妙、和哉の携帯番号知ってるのか?」
 恐いモノ知らずとは、妙のためにある言葉かも。
「もちろん、ご飯ご馳走になったもん。メール番号も交換したけど、全然返事くれないんだ――あっ、和哉さん?今どこにいるの?」
「ここだ」ドアが開いた。
 約束通り来てるし。
 その上、後ろからもう一人。
「ずいぶん面白そうな事をやってるじゃないか」
 一升瓶を抱えた昌子が、和哉を押し入れるように入って来た。
「へーぇ、チョコレートフォンデュか。ちょっと焦げてないかい?」
「大丈夫、大丈夫。早く食べようよ」
 妙は、みんなにフォンデュ用の長いフォークを配りながら言った。今日のために用意したのだろう。
「僕はコーヒーを淹れましょう」
 みんなの視線が和哉に集まる。彼が動き出さなければ誰も手を出せないといった空気。
 和哉は、メロンにフォークを刺し、溶かしたチョコレートに浸した。……口に運ぶ。
「何を見ている。お前達、俺に毒味でもさせる気か?」
「毒味?」
 誰よりも早く妙が反応した。しまったという顔をする和哉。
「いや、そうじゃなくって、あんまり珍しい見物だからつい見いっちまったんだ。な、半次」
 いい加減に半次に振る稲作。
「そ、そぅッス。シャメ撮りたいくらいッス。――うわぁっ!」
 和哉のもの凄い視線に射抜かれて飛び上がる半次。
「確かに、面白い見物だねぇ。この三文芝居は……。妙ちゃん、見た目より美味いよ、これ」
 イチゴにチョコを付けて食べた昌子は、男達が言えない言葉を言った。
「でしょ。食べて食べて」
 全員、恐る恐る食べてみる。
「ん、以外といける」
「美味いッスよ、妙ちゃん」
 嬉しそうな顔をする妙。
「和哉さんは?」
「ああ、美味ぃょ……」

(さすがですね)
 ジルが稲作だけに語りかけてきた。
(何が?)
(乙女の力は偉大です。みんな彼女に傅いている――私だって、いただけるものなら何だってします) 
 ジルは赤い舌をのぞかせた。
 違うぞ、ジル。みんな妙のへそを曲げさせると後が恐いから、いう事を聞いているんだ。

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コメント

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