双子座流星群
流れ星のように
やっぱりまだ早いのか。ピークは真夜中だって言っていたな。
日の入りが早いから、すっかり暗くなっている。
何年前になるだろう。ここで、二人で流星を見たことがあった。
〔月の光〕の側を流れる大きな川に架かる橋の上で空を眺める。
「稲作」懐かしい声。
ジルが立っていた。智紘ではなく。
「来たのか」
「はい」
ジルは俺と一緒に過ごすことを選んだ。
「傍に行ってもいいですか」
「ああ」
「流れた」
一瞬の間。
そう、ジルが過ごしてきた時間とこれから過ごすだろう時間を思えば、俺たちが一緒にいられる時間なんて、ほんの一瞬でしかない。
このブログを始めた2005年1月15日から、もうすぐ2年になります。最初は自然観察のみの日記でしたが、すぐに続かなくなり、HP「みけのみちくさ」の小説ページに登場している僕、絹(けんと読みます)がこのブログを任されたのでした。
HPでの喫茶店〔月の光〕は、重い問題を抱えて駆け回っている稲さん達の、癒しの場として存在していました。ブログでは本編と平行して、それほどドラマティックではないけれど、小さな事で喜んだり悲しんだりする、彼らの日常を書いていくつもりだったのです。
ですが、お解りの通りこの2年間‘本編と平行して’という本編が全く書けません。何とか軌道修正しようと本編になりそうな話を書きかけてみましたが、どうもいけません。挫折しました。
と、言うことで、今回からジルが戻り、いつも通りのんびりした〔月の光〕に戻ります。
書きかけのお話はHPに書いていきたいと思っています。いつもの通り暗い展開になりそうなので、ここの目標である‘癒しの空間’にそぐわないからです。
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