« 自虐の詩 | トップページ | 写真を載せない理由 »

2007/11/03

ソナレセンブリ

Sonaresennburi1
 昨日テレビで「三丁目の夕日」を見ました。
 時代は私が生まれるより少し前ですが、懐かしさは共有出来ました。氷を使う冷蔵庫は記憶にないけれど、冷凍室に霜が付きまくりの冷蔵庫は我が家にもありました。オート三輪も道を走っていましたっけ。
 今と昔では生活の様子はずいぶん違っているけれど、人の心はそんなに変わっていないから、若い人たちにも受け入れられて、続編も作られたのでしょうね。 

 今日の写真は「ソナレセンブリ」(2007.10.28静岡県で撮影)
 磯馴千振と書きます。名前の通り海の近くの岩場に生えます。
 この花に会うために静岡県に訪れました。

それでは、喫茶店〔月の光〕へどうぞ
      ↓をクリック

     悪夢

 妙は相談事があったのではないか。あの後、何を話すでもなく別れて、ここに来てしまったが……。
「――ねぇ、聞いてるの?」
「何考えてるの?私を見ていてくれなくちゃイヤ」
「すみません」
「恋の悩みかしら」
「そんなモノここに持ち込んじゃだめよ、いくら新人っていったって、ここにいる以上あなたはプロなんだから」
「すみません」

「何か粗相がありまして」
 黒いドレスに身を包んだ麗華が、ゆったりとした歩みでやって来た。
 ここはクラブ〔Madam☆Rose〕。中世ヨーロッパ貴族の城を思わせる内装。女より美しい女装した男達が酒の相手をする倒錯した店だ。
「何でもないのよ。私たちがこの子を育ててあげようと思って」
「それは、ありがとうございます」
「育てがいがありそうね、大きいから」
「ほほほほほほ」
 とっくに引退の年齢だろうにこの子はないだろう。この俺をどんなホストに育てるというのだ。酒の席とはいえ、悪夢のような会話だ。――稲作は小さく溜め息をついた。
「溜め息なんかついて」
 目敏いオバサン達は、麗華とは旧知の仲で、ジルを見るために店に通ってくる有閑マダムだそうだ。
「ジルちゃんの代わりがこの子だなんて、驚かせてくれるわ」
 代わり……確かに俺もジルと同じく女装はしていない。したらみんな逃げるだろう。してないけれど、この派手すぎるデザインの玉虫色のスーツは酷い――。
「さすがは麗華さんの見立てね。色とデザインが彼を引き立てているわ」

お話の最初はこちらへ

|

« 自虐の詩 | トップページ | 写真を載せない理由 »

コメント

This site has some very useful info on it! Thank you for informing me!

投稿: Gianna | 2014/01/23 00:49

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/76837/16962078

この記事へのトラックバック一覧です: ソナレセンブリ:

» 新聞折込チラシが2日しか効かない? [武内コンサルティング]
[続きを読む]

受信: 2007/11/03 18:46

« 自虐の詩 | トップページ | 写真を載せない理由 »