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2007/10/27

自虐の詩

Sennburi1
 映画「自虐の詩」が今日から公開になります。

 3月28日のブログでこんな風に書いていました。
『「自虐の詩」を読みました。週刊宝石に連載されていた4コママンガの文庫版です。
 なぜか?ずいぶん前にNHKのBSマンガ夜話という番組で、この作品について熱く語っていて、ぜひ読んでみたいと探し回ったことがあったからです。置かれているコーナーもわからず、古本屋でも見つからなかったので、そのままになってしまっていたのが、たまたま書店に並んでいました。
 働かなくてギャンブラーで飲んだくれで、すぐにお膳をひっくり返すダンナに、そこまでしなくても、というくらいに献身的に尽くす幸江さんの物語。
 書店に並んでいた理由は、映画化されるらしく、出演は阿部寛さんと中谷美紀さんだそうです。読みながら映画のキャストとダブって仕方ありませんでした。どんな映画になるのでしょうね。
 上下巻のうち、上巻だけ買ったのですが、下巻も読みたくなってしまいました。最後は幸江さんに幸せが訪れるのでしょうか。』

 下巻は、幸江さんの少女時代の思い出を中心に進んでいきます。
 子供の頃も貧乏で、ひとりぼっちだった幸江さんにも友達が出来ます。彼女より厳しい状況に置かれているのに弱みを見せない熊本さんを、作中では「孤高の人」と称しています。この熊本さんがとても素敵なのですが、幸江さんは彼女を酷い形で裏切ってしまうのです。
 母になる幸江さんに、20年ぶりに熊本さんから連絡が……。
 映画でこのシーンまで描かれているのでしょうか。描かれていたら感動のラストになることでしょう。
 マンガの最後はこんな言葉で結ばれています。
 「人生には 明らかに意味がある」


 今日の写真は「センブリ」(2007.10.20東京都で撮影)
 晩秋に咲く、小さく清楚な花です。
 昔から胃健薬として使われていました。紅茶のティーバッグのように布袋に入れて、千回振り出しても苦いことから千振りというそうです。
 葉をちょっとかじってみても苦いですよ。

それでは、喫茶店〔月の光〕へどうぞ
      ↓をクリック

     夢

「見ちゃダメ!」
 と、小さい男の子の母親が子供の目を覆った。

 稲作の目がイタズラっぽく輝いた。何かする気だ。
「止めてよね、恥ずかしいから」
「何だよ、まだ何もしてねぇじゃねぇか」
「しようとしたでしょ。唸るとか、白目出すとか」
 前に子供を驚かせて泣かせたことがある。その時の子供は、親に言い付けたりしなかったけれど、トラウマにでもなったらどうするのだろう。
 勇敢にも男の子はこちらに近付いてきた。

「バーカ」
 からかう前にからかわれた稲作。
「そんなこと言うと怪人の仲間にするぞ」
 マスクもかぶっていないのに、なりきってオーバーアクションで言い返す。――他人の振りをしたい。
「怪人なんていないもん」
「いるだろ、ここに」
「おじさん、アルバイトだろ?勉強しないとおじさんみたいになっちゃうってママが言ってたもん」
「その通りだけど。――ったく、夢のねぇガキだな」
「夢、あるよ!サッカー選手になって、お金持ちになるんだ」
「――」
 やっぱり夢がないな。稲作がそう言ったように、妙には思えた。

お話の最初はこちらへ

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コメント

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