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2007/07/10

向き不向き

Syoukirann2
「旦那」
「なんだ」
「どうしてこんな稼業をしていなさるんで」
 腰を揉まれながら半次が言った。
 稼業――探偵事務所と看板が挙がっているものの、何でもやる便利屋をしないと立ち行かない。最近は元働いていた便利屋の親方に、仕事を回してもらって糊口を凌いでいる。だから、主に肉体労働系だ。
「あ?」
「旦那でしたら、もう少しマシな仕事が出来るんじゃないかと思いやして」
「マシな仕事ってのはどういう仕事だと思う?」
「楽して儲かるような」
「サラリーマンで営業ってヤツをやってたことがある」
「本当ですかい?」
「ああ。似合わねぇだろ?」
「旦那のスーツ姿なんて、傘張り浪人が裃を着るみてぇで想像が付きやせん」
 相変わらずおかしな例えだ。
「そうだろ、だから辞めたんだ。――人には向き不向きってもんがある。組織の一部ってのは俺には向いていないのさ」
「一匹狼っすか」
「そんなにカッコイイもんじゃねぇさ」


【つぶやき】
 県内にある百名山の1つ、皇海山の登山口まで行ってきました(登らないところが情けないです)。道は全て狭い砂利道で、落石がゴロゴロしている悪路でした。
 オオバアサガラが花盛りの登山口付近を歩いていると、シマヘビを踏みそうになりました。
 しばらく道を走っていると、ヤマドリ(♀)が現れ、慌てて崖の上に飛び去っていきました。
 また、しばらくすると、ガードレールの所に2つの大きな黒い影。
 母子熊!
 ガードレールの側に静に車を着け、窓越しに谷側をのぞいてみると、目が合いました。向こう側からもこちらの様子をうかがっていたのでしょう。襟元の白い月の輪が可愛い!手を伸ばすと届きそうな近さでした。
 軽とはいえ自動車に乗っているから、安心して観察出来たのです。歩きで出会うと恐いから、熊避けの鈴を持ちましょうね。特に母熊は恐いそうです。
 母子は、崖側で実っているクマイチゴを食べに出てきていたのでしょうか。
 興奮が冷めきらない最後に車の前を横切ったのは、薄茶色の夏毛になっている野ウサギでした。
 1種類でも出会えると嬉しいのに、サファリパークを走っているみたいに次々と野生動物に出会えた幸運な1日でした。
 ところで、「皇海山」って読めますか?

 今日の写真は「ショウキラン」(2007.07.08群馬県で撮影)
 名前は、鍾馗様のかぶっている帽子に形が似ているから付けられました。葉緑素のない腐生植物です。
 今の季節、華やかなお花は少ないのですが、ジメジメを好む変わった花に出会えます。

Kumaitigo2
 今日2枚目の写真は「クマイチゴ」(2007.07.08群馬県で撮影)
 色が濃くて種が大きい木苺です。モミジイチゴと違って水分が少なく、ラズベリーに似た香りがあります。

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コメント

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投稿: Bailey | 2014/02/09 08:01

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