« 正体 | トップページ | 花見Ⅰ »

2006/04/04

4月4日

Imgp04061
 ……美味そうな匂いがしている。
「広木、やっとその気になってくれたのね。嬉しいわ」
 場所は、なぜか麗華の倒錯した店、クラブ〔Madam☆Rose〕。
 いつも通り、ドレスで着飾った綺麗な男たちと、中世ヨーロッパ貴族の城のような華やかな内装だ。
 ダンスパーティーでもやっているのか。みんな正面のホールに出てペアを組んでいる。
 いつもより賑やかだ。
「来てくれたって事は、そうだと思って良いのね!」
 やけに嬉しそうな麗華。
「?」
 目前の人の波が、「モーゼの十戒」の海のように割れ、一番奥にスポットライトが当たった。
 光に輝く金髪巻き毛。金銀に彩られた派手な衣装。――ジル。
「ようこそ、秘密の花園へ」
「なあ、何のパーティーやってんだ?」
「今日は4月4日。私たちのお祭りです。……さあ、誓いの接吻を」
「ギャーッ!」

「稲作、稲作、しっかりして下さい」
「――地獄に堕ちたのかと思ったぜ」
「悪い夢を見たのですね」
 あの後。
 ジルは、俺には見えない犬の霊と無言で対峙し、二人の間に閃光が走ったように見えたのだ。
 その後の記憶がない。
 ここは稲作の事務所兼住居。いつもの寝床、ソファベッドの上だ。
 美味そうな匂いがしている……。
「ヤツは?」
「もう暴れる事はありません」
「消したのか?」
「私の命令には逆らわせません。初めから私に任せてくれれば、こんな痛い目に遭わずにすんだのです」
「すまん、犬とは思わなかったんだ。……花梨は?」
「妙ちゃんが送っていってくれました」
「そうか。これから、どうするかだな」
「しばらくは休んで下さい。篠原先生のところに連れて行ったり大変だったのですよ」
「すまなかった」
「さあ、食べて下さい。私ばかり頂いては申し訳ありませんから……マダムに教えていただいたレバーの揚げ物です」
 気絶している間に飲んだのか。ジルのヤツ、いつもより元気そうだ。
 今日は禁酒、夕飯を食べ終えて一息ついた時にジルに聞かれた。
「ねぇ、稲作」
「?」
「どうして4月4日にはお餅がないのですか」 
*最初から読みたい方はこちらをクリックしてください*
【登場人物紹介】はこちらへ。


 土曜日の午後は、場所を移して都内の公園へ。こちらには珍しいカイコバイモに会いに。小さい花ですが数輪見付ける事が出来ました。遠かったので写真は撮れませんでした。
 池の周りの5,6人のバードウォッチャーが。何か珍しい鳥が来ているのか訪ねてみたらカワセミが現れるとの事。カメものんびり甲羅干しをしていました。
 天気が穏やかで大勢の花見客が芝生でお弁当を広げていました。
 続きは明日。
【出会えた花たち】
アマナ・ニリンソウ・イチリンソウ・カタクリ・ユキザサ・シュンラン・シロバナエンレイソウ・カイコバイモ・セントウソウ

 今日の写真は「ヨゴレネコノメ」(2006.04.01東京都で撮影)
 汚れ猫の目です。イワボタンの変種。地味なネコノメソウですが、この季節、会いたい花の1つです。

|

« 正体 | トップページ | 花見Ⅰ »

コメント

waxaanla yaabay webka haduusan al shabaabla jirin oo uusan runta sheegin waa gaalo miyaa kkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk hadane ced walbo oo al shabaab aanan aheen waa gaal miyaa kkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk yaabka yaabkiisa

投稿: Violet | 2014/01/24 02:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/76837/9428898

この記事へのトラックバック一覧です: 4月4日:

« 正体 | トップページ | 花見Ⅰ »