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2005/10/30

一触即発

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「昌子はどうした!」
「会社に帰ったけど。こいつら何とかしろよ。二人が怖がるだろう」
 怖がっているのは絹さんだけだが、とりあえず二人と言っておく。
 和哉が合図をすると、部下は手を放した。
「……おまえさぁ、人の迷惑を少しは考えろよ。あんな強面に付け回されたんじゃ息が詰まってしょうがねえだろうが。あいつ、お前のこと嫌いになっちまうぞ」
 稲作は、緊張感無く言った。
「お帰りなさい、稲作」
 嬉しそうにジルが駆け寄ってくる。
「広木、そのオモチャ、どこで拾ってきた」
「私はオモチャではありません」
 昌子の無事を確認した和哉の興味はジルに移っている。尊大な言い方をしているが、和哉はジルを恐れているようだ。ジルを怖がるなんて、からかってやりたくなる。
「気にするな、和哉はこういう男なんだ。お前、友だちになってやれ、和哉は仕事柄友だち少ないんだ」
「嫌です。稲作に危害を加えたら、私はあなたを許しません」


 昨日「13歳の遺言」という再放送番組を見ました。少年の5年間に渡る壮絶な闘病記。
 学校に行くこと、勉強をすること、小学生にとって当たり前ことを懸命にする彼の姿に感動の涙を流してしまいました。
 自分は大切な命を何て無駄に使っている事でしょう。
 皆さんはどうですか。
 
 番組中に元ルナシーの河村隆一さんが少年に感動して作った歌が流れていました。
 化粧をしていない彼の表情は優しくて
 
 汚れた天使の羽 飛ぶことさえ許されず 疲れ果て見た夢に 明日はなかった
    (彼らの曲の中で一番好きな曲です。が、題名がわかりません)
 
 と、歌っていた頃とは作風が変わったのでしょう。
 久しぶりに、彼の甘い歌声を聞きたくなりました。

 今日の写真は「コウタケ」(2005.10.22東京都で撮影)
 香茸と書きます。生のものでもほんのりとしょう油のような魚の干物のような香りがしますが、乾燥させたものは、より香りが強くなります。地域によってはお正月に欠かせず、松茸よりも珍重されるそうです。
 前日に、乾燥コウタケを入れた炊き込みご飯をご馳走になりました。香り、歯ごたえがいいキノコです。
 写真は、別働隊が採取してきたもの。いつか、自分で見つけて写真を撮ってみたいものです。
 
【登場人物(人物以外も)を少しずつ紹介します】
喫茶店〔月の光〕……どこかにあるかも知れない
          大きな川の畔に建つログハウス風の喫茶店。
          僕らをもっと知りたい方はHPをご覧下さい。

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。 
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コメント

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投稿: Aubrey | 2014/01/24 07:47

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お招きいただいたお食事会の席で初めて香茸を食べました。今まで日本の茸の中で一番 [続きを読む]

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